四葉 三玖 感想

五月 感想 - Rinda9v

一花 感想 - Rinda9v

 

四葉、三玖√を見てきました。正直に言ってしまうとそこまで好きな話ではありませんでしたし、五月一花と比べるとそこまで書きたい話がなかったんじゃないかと邪推してしまいました。四葉√に関しては私が原作を読んでいた時の色眼鏡込みの評価であると思っているのですが、三玖√はシンプルに微妙だったと思います。

 

まず、四葉√に関して。

原作の流れを意識させられるようなポイントが多かったですね。姉妹に気を使って風太郎と恋人らしく振る舞うことを遠慮する四葉に対して、やきもきする姉妹。焚きつけるために二乃と三玖がちょっかいを出して、ようやく恋人らしくなってきたところでマルオ襲来という流れ。

二乃と三玖が頑張っているのを我慢して見ていて、最終的においしいところを持っていく……というのは自分でもかなり意地の悪い言い方だと自覚していますが、リアルタイムで原作を読んでいた時の「二乃か三玖に頑張ってほしいけど、四葉になりそうだなぁ~」という気持ちを思い出さずにはいられませんでした。なので、この点に関しては、四葉を応援していなかったから出てきた感想だと思います。ただ、話の大半が遠慮する四葉と行ききれない風太郎の構図になっていたのはどうかと思いますし、マルオが来るのもぶっちゃけよくわかんなかったですね。卒業旅行に親が様子を見に来るってシンプルに野暮だと思いますし、そこで交わされた会話も「別に今やんなくてよくない?」って感じてしましました。マルオに交際認めてもらうのに尺使うくらいなら五月√みたいに四葉と仲を深める描写をもっと入れてほしかったです。

 

三玖√も四葉と似た部分が多いなと思いました。風太郎を避けるような流れですね。ただ、前半は面白かったです。ここも原作と似ているなーと思った部分ですが、何を考えているかの説明があまりなかった四葉に対して、三玖はモノローグで早々に説明があります。風太郎がオオカミになるかもしれないと聞いて、恥ずかしさと心の準備ができていないから避けると。ここまではギャグ調で面白かったと思うのですが、それを最後まで引っ張られるとめんどくせぇなぁというのが真っ先に出た感想です。というか、話の中盤で一度ちゃんと仲直りしてるんですよね。わだかまりも消えて、ここからはちゃんとイチャイチャしてくれるんだろうなと見ていたら、手をつなぐくだりでまた三玖が避けるようになったのにはズッコケました。しかも、それを見ていた姉妹は7:3くらいで風太郎が悪いんじゃないかみたいな流れになって、その都度風太郎が詰められてるんですよね。基本風太郎視点で進むゲームなので、三玖の妄想が原因だってわかってるのに何度も「なんかしちゃったんですか?」みたいな話振られるのはストレスでした。あと、「突然マルオが来た」に通ずる部分があると思うんですが、こっちでは「突然カップルコンテストが始まった」んですよね。特殊シチュやる前にちゃんとイチャイチャしろと両方に言いたいです。

 

残すは二乃とみんな√のみになりました。話の流れとして「様子がおかしい」が共通でイキスギ一花五月イカナスギ三玖四葉で自分の中の評価がパックリ分かれているので、二乃は二人ともイキスギだからOKになっていることを期待します。