最近読んだもの感想

まあ最近つったって3月に読んだらしいダンジョン飯とかはほとんど覚えていないので先月とかに読んだものの話をメモしときます。

 

 

①魔都精兵のスレイブ

 

ツタヤのレンタルで17巻まで。

シンプルに面白かったですね。Twitterでも書いたんですが、作家によってはネチネチ描写してもおかしくない女尊男卑の設定が、「という設定だから主に出てくる男は主人公だけです! はい、説明終わり!」って清々しい感じに使われててよかったです。殊更に強調しないようにすることによって現実を皮肉ってるのかなとか一瞬考えたけどそれはアルミホイルジョンソンでしょう。

最近の作品は……ってくくり方もよくないんだと思うんですが、「まあ一回さ、腰落ち着けて話し合ってそこからでいいじゃん」って思うような展開がある作品もこれまで色々あったと思うんですよね。この作品に関してはそういったストレスが全くないように作っているのも良かったです。個人的には原作の方が上手いのはもちろんですが、時代の潮流ってのもちょっとはあるんじゃないかと思いました。イライラウジウジは短くスパッとみたいな。

 

②楽園ノイズ

先月に杉井光フェアみたいなのやってて安くなってたので購入。5巻まで読みました。

いい感じの定食にラノベふりかけ付いてますといった印象で、いいおかずもあれば微妙な付け合わせもあるといった感じでした。

テンポよく話が進むのはいいし、それも相まってわかりやすく読みどころがわかるのも結構好きなところです。杉井光の文章は、やたら周囲の情景を描写しだすと「あ、エモシーンきたんだな」というのが伝わってきて、全体的な雰囲気も個人的に好みですね。直接は言わん美学というか、最近はネット小説もまあまあ読むのでそちらではまずみられない技術(テク)ってやつですね。

反面、ラノベっぽさというか、主人公がモテる系ラノベの宿命と言いましょうか、鈍感な主人公がみんなの発言を誤訳して周囲が呆れるみたいなパートが義務的にちょいちょいと挟まってくるのはちょっとしんどかったです。必要なのはわかるんです。ただ、これもエモいシーンにくる予備動作みたいなのがあって、そこから数ページ本筋とは関係ないくだりが始まるのがわかる感じなんですよね。中高生の頃はむしろそこを喜んでいたと思いますし、対象年齢から外れた……もっと言えば俺もいい年こいた大人なので俺が悪いのもわかっています。わかってはいますが、大人になるとポテチ食うと胃もたれするんです。

 

③乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

 

無料になってたんで買いました。2巻まで無料だったんで読みました。

ネット小説のジャンルとしてある、ゲーム世界に転生しちゃうやつ、中でも主人公以外に転生しちゃうやつ、の王道作品の一つなのかなと思いました。これ読んでゲーム世界に転生するやつの設定の便利さが分かった気がします。

まず一つ、面倒な設定を「ゲームだから」で済ませることができること。もう一つは例を挙げる時に現実の例えを衒いなく挙げられることですね。これはたぶん、ファンタジーを0から作る作業を何万倍も楽にできる魔法の設定だなと思いました。

内容も途中までは好きでした。作者の方がジャンルもののツボを抑えるのが上手いんだと思いますし、原作を知る転生者が一人だけじゃないってところでちょっとテンション上がりました。原作を知ったうえで好き放題したいやつVSある程度の秩序を保ちたい主人公という構図ですね。個人的には楽しみにしていた部分だったのですが、ジャンルに求められる楽しさとは別のところにあるから薄れてくのはしょうがないところだとは思いますが。

 

④天使の囀り

 

kindle unlimitedの中に入ってたんで読みました。

久々に読んだ一般小説(ホラー寄り)で、ラノベとかネット小説にはない手触りを存分に堪能しました。

一番ウッと来たのは人間関係の機微でしょうか。ラノベとかだとメリハリがついている部分に生々しさがガツンと来たので、ぶっちゃけ面食らった部分があります。

「はっきりとは言わないが、相手が自分のことを嫌っている又は軽蔑しているのが伝わってくる」っていうシーンがたくさんあって、そのリアリティにクラクラきました。うわぁしんどいよねぇ、っていうのを楽しむのも小説の一つの力だと思うので、ちょっと体を慣らしていこうと思いました。

内容は……ちょっと微妙だったかもしれないです。というのも、天使の「正体」が中盤でわかるわけなんですが、わかってからの驚きみたいなものがあんまりなかったように思うんですよね。幽霊の正体見たり枯れ尾花じゃないけど、天使がアレならそうなるよなって展開が結構長めに続くので、読んでてダレた部分はありました。ただ、オチはアッサリながら読後感がいい終わり方でよかったし、高梨と早苗の電話でのやり取りは凄い良かったですね。

 

⑤友人キャラは大変ですか?

 

kindle unlimitedの中に入ってたんで読みました。

個人的拾い物枠です。普通に楽しく読んでしまいました。

2巻まで読んだんですが、これ多分1巻が一番面白いやつだと思います。

 

 

 

まあそんな感じで、折角なのでまた色々読んでみようと思います。

 

丁寧なヤンデレ

前提は男性向け作品とします

①好感度はマイナスからスタートする

②そんな中、否応なしに二人が一緒に行動をせねばならない事件が発生する

③お互いの事情を知り、不仲の原因となっていた誤解が解ける又は単に関係が良化する

④主人公(男)の頑張りによって事件が解決し、ヒロインは主人公に好感を持つようになる

⑤日常に戻り、主人公とヒロインは関係を深めていく

⑥そのままめでたく結ばれる直前まで行く

⑦問題が発生し、結ばれることがなくなる

⑧状況が悪化する(ここで病む)

⑨ヒロインは主人公と結ばれるために手段をえらばなくなっていく

※主人公はヒロインが狂ってしまった理由が自分にあると気づくとより丁寧

 

これ……大体ベルセルクです。正確には3人でこの過程を回してるんだけど、丁寧なヤンデレの祖はベルセルクなのかもしれない。

 

 

 

以下、丁寧なヤンデレとここ何年かで読んでよかったヤンデレ小説

 

 

 

・丁寧なやつ

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この2本はマジで丁寧です。ベルセルクと一緒に教科書に載せられる。

 

 

・最近読んでよかったやつ

 

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誰にでもできる影から助ける魔王討伐 感想

kakuyomu.jp

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どうも、お久しぶりです。

 

初手で自分語りから入ってしまうのですが、俺は感想をこねこねして文章にするのが結構、いやかなり好きです。ただ、それが悪癖に近い自覚があるので、最近はできるだけ抑えるようにしていました。

というのもですね、褒めるときより、貶す時の方がイキイキ書けている自覚があるからなんですよね。これは良くない。特に、人からおススメしてもらったものにも何かあるといっちょ噛みしたくなってしまうところがあって、自分としてはかなり抑えているつもりなのも自分にとってもよくないし、相手からしてもよくないことだなぁと思っていました。

 

なので、折衷案として、自力で発見したものをこうやってこねこねブログに書いて自分を満足させようと思った次第です。

 

 

 

さて、そもそもなんでこの作品を読もうと思ったかというと、同作者の前クールアニメである「嘆きの亡霊は引退したい」がかなり僕好みの作品だったからです。何の気なしにニコニコで観てみたらすごく面白くて、なろうで連載しているWeb版も全部読破した後、書籍版も全部購入して読んでしまいました。

「魔王討伐」の方の後半でもそのエッセンスが出てくるのですが、少ない要素でビシッと締まった設定が統一されていて、設定の矛盾とか要素が増えすぎて全然わかんねえよ! みたいなことが殆ど起こってないシリーズだと思います。まあギャグ部分が強引に見える人もいるかもしれませんが。

そんなことがありまして、好きな作品を書いた作者の2番目の出世作だから、よっぽどのことがない限りは最後まで追いかけてみようと思ったのですが……。

 

前半クッッッッッソ辛かったです。ただ後半は面白いです。

 

代表作を読み切って信頼度フィルターがかかり切った状態で読んでも前半の辛さは筆舌に尽くしがたく、フィルターのない人が読んだとして、全体の何割が1章で脱落するのかは逆に興味がわいてきます。多分半分以上は切ってるんじゃないかなぁ。

ネット小説の型で考えるとおそらく追放系の亜種のような話に見えると思うんですが、そう思って読んでいるとあまりにもストレスパートが長すぎるし、「実はそう単純な話でもないよな」と気づくころには物語は中盤に入ってしまっているんですよね。そこまでくれば楽しみ方もわかってくるんですけど、そこに突入するまでに「余計なことしかしない勇者」と「それをなんとかフォローする主人公」の構図に耐えられるかがかなり怪しいと思いました。なにしろ余計なことをして痛い目を見る勇者が「主人公がいればなぁ……」っていう追放系では(恐らく)お決まりであろう下りがほぼないので、留飲を下げるような部分が前半ではほぼないんですよね。

ただ、通しで読めば結構誠実な作りになってるなってこともわかると思うんですよね。

異世界転移とか勇者召喚っていっても、「素質があるから召喚したよ。勇者として祭り上げてあげるから、この世界のために粉骨砕身働いてくれよ」っていうのが根底にあったりするんです。そういうのがよくわかってない、創作としての異世界転生ばっか読んでたちょっと変なやつが、舐めたなりに痛い目にあったりはしてるんですよ。

だから、どうか耐えて長い目で読んでみて欲しいですね。長い目で読むのが大変な作りになってしまっているのがこの作品の一番の弱点だと思いますけど。

まあ兎にも角にも、最新刊である5巻まで読むと楽しくなってくるはずです。少なくとも僕はそうでした。さっさと新刊出してくれ。

 

一応読んでいての最大の疑問点とかあって、それも書こうかなと思っていたんですが、ブログこねこねして心が満足したんで語れる人とか出てきたらそん時に話したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15話まで見た


アプリ内ストーリーにて、本戦で負けた後の話である15話まで観ました。観たっていうか、聴いてた? ボイスドラマ感覚でボーっと聴いていた時間が一番長かったと思います。

ストーリーは王道を征く起承転結をキッチリ繰り返す感じで、話の中でちゃんと問題が起きてちゃんと解決するので、ある意味日常系のアニメを見ているような安心感がありましたね。ただ、それはあくまで構造的な話で、問題解決のための行動がかなりハラハラするようなこともあり、適度に緊張感もあってよくまとまったストーリーになっている印象を受けました。

ラブライブの関連作品を一切見たことがなかったので、世界観とかスクールアイドルの立ち位置に関しては結構新鮮な気持ちになりました。結構ラフに店の手伝い始めてみたり、リモートで大会に参加しようとしてみたり、やろうと思えば色々できるかなり柔軟な世界観に感じました。

それだけに、ネット禁止令の14話はかなり浮いて見えました。

このご時世にいきなりネット禁止ってのもビビるし、テザリング元気玉も中々出てこない発想ですしね。何より個人的に一番のワクワクポイントだった「北陸大会はどのユニットが勝ち抜けるのか」っていうのを脇にポイと置いてしまって、ぶっちゃけここに関しては拍子抜けしました。

ただ、これに関しては僕がゲーム部分に一切触れていないからこう思うんだろうなと思います。恐らく、ゲーム内外での催しのための前振りみたいな話なんですよね? 

ストーリーだけを見ているとどうしてもユニットごとの特徴とか強みとかがあまり出てこないように感じているのですが、今後楽曲とかを見る機会があればわかってくることなんだろうと思います。

あと全国大会では敗退という描写になっていましたが、ゲーム内で地獄の投票企画とか……あったんですかね? 梢先輩の話を含めると負けは既定路線っぽいなとは思うんですけど、今年はどういう感じになるのかはかなり興味があります。


感想はこんなところです。良くも悪くも王道で大外ししないストーリーなので、そんなにいい感じの感想言えなかった……。

 

キャラ評


花帆

「すっげぇ行動極端だなぁ」
「他のキャラクターが気遣いの人であるのと対照的に突き進むタイプだなぁ」
「自分の意見の曲げなさは随一」

等々読んでいて思っていたことですが、これらをまとめるいい単語が思いつきました。

「良くも悪くもその場のテンションで動く」

これです。

前述したように初期メンバーが気遣いの人なので、特に序盤は花帆が動かんと話動かんような場面も結構あったと思います。主人公らしい立ち回りを全うしたとも取れるでしょう。それはわかります。わかりますが……結構ひやひやする場面も多かったですね。

特に梢と綴理の過去のしがらみをどうにかしようとする話とかは、さやかが当人同士の問題に自分たちが軽率に介入するのはどうなのか(俺はこっち派)と言われても最終的には「先輩たちのためなんだからやっちゃうゾ!」ってなってたのを見て肝が冷えました。めちゃくちゃリスキーですからね。

ただ、こういう行動が破綻しないようになっていたのは、花帆もそうですし全体として正直な気持ちをその都度伝え合う場面をしっかり入れているからで、それはリンクラのいいところだなと思います。しょーもない仲違いは生まれないからですね。

 

俺が花帆と友達だったら余りに眩しすぎる行動で距離取ることになってたことでしょう。いいやつだから、逆に。

 

さやか

気遣いの人その①。

優等生ですね。それも、頭カチカチの優等生キャラってわけじゃなくて空気読めるし視野が広いし頑張るしで、どっちかっていうと……大人?

すごいいいキャラだと思います。問題が起きたときの行動・言動に一番共感できたかなぁ。常に無難の枠内にシュート打ってる感じで(褒めてます)。


キャラデザ一番かわいいと思いました(小並)。

人物としてはどうかなぁ。いい人なのは間違いないんだけど、上手く言語化できない部分がありますね。

やっぱり一番印象に残っているのは綴理スカウト握り潰し事件のことで、後で言及されたときには綴理には伝えてあったようになってたけど、実際のところいつ本人に伝えたんだろうなぁというのはかなり気になるところですね。断るにしても一大事なので。

さやかと比較して「優等生キャラ」なのは梢の方で、ある意味一番未熟なキャラとして描かれているのは梢なのかもしれないとか思いました。


綴理

気遣いの人その②。

表面的な天才駄目人間キャラの皮を剝ぐと常にまともな人。唯一の弱点らしい口下手も本人に自覚があって気持ちだけはしっかり伝えているから一切の問題が起きないですね。

2年生の中で一番好きです。たまに挟まるダメ人間ギャグとかもアッサリしてて好きかも。


瑠璃乃

気遣いの人その③。

花帆と競合する破天荒キャラと思いきやこの子も気遣いの人でした。気ぃ遣いスギィ!

慈を引き戻す話の力技は全体を通して一番キリキリしました。見られたくない現在の自分を過去の友人が見に来ちゃう雰囲気とか、過去の見栄を詳らかにせざるを得ない状況にしちゃうとかね。結果的にはOKだけど、失敗してたら引きこもりが誕生していてもおかしくないくらいの緊張感がありました。

この二人が一番百合百合してると思った。


一番ひやひやした人。

ケガが原因でイップスになって部が崩壊しかける一端を作ってしまったうえ、過去のカッコいい自分に憧れた幼馴染が自分を追いかけて学園に入ってしまい、カッコ悪い自分をふんだんに見せてしまう……。地獄ですね。よー立ち直れたな。


沙知先輩

リアルタイムで更新を追っている人にこの人がどう受け取られているのか結構気になります。人気あるのか、ないのか。個人的には正直「ちょっとないかな……」という感じですが。

というのもですね、「普段は飄々としてつかみどころがないけれど、その実仲間想いです」という部分が自分で思っていたより全然伝わってなかったのがね、うわ~ってなってしまいました。

生徒会長にならなければいけない事情があったのはわかりますが、とにかくタイミングが悪すぎますよね。先輩として一番後輩の力になってあげたい時期に退部して、恐らく部自体にも顔出さなくなってるわけですからね。せめて抜けるときには皆に気持ち込めて納得いくまで説明するか、少しは顔出して色々頑張ってやれなかったんかいっていう。

そりゃあ、色々(主に1年生の頑張りで)落ち着いた頃になって急に1年にちょっかい出し始めたら綴理も怒りますよねぇ。やっぱりこういうキャラは周囲の信頼あってこそ恰好つくんだなぁと思いました。

 


まあこんなところです。ストーリーもぼちぼち追いかけながら、曲とかも聞いてみようと思います。

 

 

ニケ日記

本日(11/20)、160の壁を突破しました。

配布様様やでホンマ

そんでもってレベルをグーンと上げて19章をクリア。20章に入りました。

ツイートをさかのぼると8月23日からゲームを始めたので、壁は約3カ月で突破できたことになるでしょうか。この壁に当たって停滞して辞めてしまう人もいるとのことで、とりあえずはその点における引退は回避したことになりますかね。まあ多分もう数カ月遅れたとしても辞めることはなかったとは思いますけど。

 

ガチャについて

現状の所持キャラがこんな感じです。

 

まあ言うことないっすね! 上振れ中の上振れだと思います。

マイレージがこんな感じでマクスウェルのコアを2つ交換したので、900回くらいガチャを回した計算になると思います。

通常募集はあんまりいい思いしてなくて、なんならピルグリムは1体しか引けてませんが、それでも超上振れと断言できます。その唯一引けたピルグリムがモダニアだったことと、特殊募集474回の中で目玉を10回? 引けたからですね。水着ヘルム2枚、A2、2B、ティア、ナガ、それと今回のレッドフードを3凸まで。まあ僥倖でしょう。特に今回のレッドフードは、なんかヤケクソみたいな超強化入ったこともあって、マイレージを使わずに3凸までできたことは本当に嬉しかったです。ティアナガ両方引けたこともわりかしスムーズにストーリーを進められた要因だと思います。

欲を言えばね! リターが欲しくてたまらないんですよね! フォラス……でしょ? お前フォラスだよな? 初期ウマ娘におけるスピキタでもいいわ。ミランダも弱いわけじゃないと思うんですが、とにかくB1の強いキャラがもう一人欲しいところですね。

 

色々ソシャゲは触ってきましたが、ニケのガチャシステムは断トツでいいなと思いました。天井持ち越しは言わずもがな最高だし、ウィッシュリスト、形だけでなくちゃんとうまみのあるフレンドガチャ、爆死してもモールドまでありますから。無凸でもしっかり使えるのも素晴らしい。ガチャに関しては、他のソシャゲも全部こうなんねえかなってくらい言うことないですね。

 

戦闘について

火力ですね! 

 

火力戦闘力火力戦闘力って感じ。良くも悪くもって点だと思います。時間制限がある以上、敵の攻撃をいなしながらじっくりテクく戦うことができないのはちょっと残念です。そうじゃなくても、敵のギミックにゆっくり対処するよりも、バカスカ殴ってさっさと倒しちゃわないとジリ貧になるってことは18-33でキャンプしている時に気が付きました。その反面、カツカツのリソースは全部強キャラに入れとけば間違いないってのはわかりやすくていいんですけどね。3分耐久するようなステージがあれば変わったのかな……それはダルいか!

 

ストーリーについて

ちょっと……と思う点はありますが、概ね楽しんでおります。

まず、そもそもの話なんですけど、ラピとアニスの個別ストーリーを見ておかないとお話になりません。

 

youtu.be

これ見て気が付きました。

 

この二人のストーリーを見ていない段階で「説明がねえ!」ってキレてたこともあって、それは本当にごめんなさいって感じなんですけど、それを抜きにしてもメインストーリーは大分尖ってる印象を受けました。

ストーリーの本筋は結構シンプルでわかりやすいです。基本的には与えられた一つの目標に対して成功したり失敗したりする過程で、主人公の部隊が雪だるま式に大きくなっていく事態に対峙しながら、地上奪還を目指していくという構図。

尖っていると感じるのはかなり練られた人物相関図に対して、主人公である指揮官のキャラクターがずーっとフワフワしたまんまだからなんじゃないかと思います。それでそのフワフワ加減のせいで割を食ってるキャラもそこそこいるんじゃないかとも。その代表格がシュエンをはじめとするミシリスのキャラクターであり、初登場でボコボコにされてたバーニンガム副司令であり、19章で出てきた指揮官の兄ちゃんであり……。

要は、主人公に敵対するキャラクターが必要以上に悪く見えがちになってないか? と思うんですよね。ここはぶっちゃけね、グラブルっぽいなと思うんですよね。……良い意味ではなく。

もちろん、ストーリーは面白いと思います。フルボイスも相まってテンポは凄くいいですし、要所要所で熱いシーンもちゃんとありますしね。だけど、欲を言えばやっぱり指揮官のキャラ造形は昔ながらの「流されがちだけど仲間(ニケ)は大事にする人」だけじゃもったいないなと思ってしまうんですよね。それがあの世界では特異なことだけになおさら。

例えば、主人公がなぜニケの開放に拘るのか。19章で地上奪還とニケの開放どちらが大切かの問いにわりかしすんなりニケの開放を優先したいと答えていましたが、普通に驚きました。どっちも大切とかじゃなくて、いつの間にか優先はそっちになってたんだ……。

もちろん類推は可能です。アニスのストーリーによればアークの実情をほとんど知らない指揮官にとっては、指揮官になる動機もそうですし、ニケと関わる比率が大きいことでニケのことが最優先になったということ。さらには、侵食によってマリアンを失ってしまったため、同じ思いをしたくないと考えたこと(これは言及がありました)。確かに、アンチェインドを利用して希望するニケをNIMPHから開放するという思想は尊ぶべきものだと思います。ただ、これだと片手落ちだと思うんですよね。

NIMPHを失ったニケは反乱を起こす危険性があるし、トラウマによって戦えなくなる可能性も秘めている。これはメインストーリーでも言及がありましたが、「メティスは善良なニケだったし、ラプラスはトラウマを乗り越えた」は結果論じゃないですか。もっと慎重に考えたうえで、できればNIMPHを失ったことで重大な事態になる例を出したうえで「それでもニケを開放したい」っていう風に考えて欲しいんですよね。これに限らず、マリアンを開かないことがアークにとってどれだけの損失になるのか、ということも。

エニックに対しての態度もそうで、あれだけ愛してやまないニケをトーカティブと内通して間引いていたにもかかわらず、「ふーん」みたいな態度だったじゃないですか。なんか……怒ったりとか、しないんですか? マリアンの侵食の原因ですけど……。モダニアを逃がした件でおあいこって感じなんですかね? 

そんな感じで、指揮官の記憶をはじめとして、敢えて情報を出さないようにしたり後出ししたりすることで、指揮官の行動にボヤーっと正当性を持たせようとしている気がします。自分のやったことのあるソシャゲからグラブルっぽいとは言いましたが、言い換えると昔のソシャゲっぽいところなんでしょうか。そこはぶっちゃけもっと考えるようにして欲しいですね。そっちの方が深みが出ると思います。

 

 

 

・・・

 

 

 

 

そんな感じで、楽しくやっております。

 

 

ストーリーに対して色々言っちゃったけど、基本は楽しいし、時間もあまり取られないので、長く続けられそうです。またしばらくしたら、進捗のメモがてらなんか書きます。

死噛 シビトマギレ 感想

 

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あまり見る人もいないと思いますが、一応注意はしときます。

 

 

 

 

 

シビトマギレ、超楽しかったー!

まず始めに、これだけははっきり言っときたいです。なぜかというと、超楽しかったんだけど……ちょっとうーんってところもあるよねというのが最初にクリアした時の正直な感想で、ネガティブなことを書くかもしれないから、前提としてこの気持ちが一番強いと言及しておきたかったからです。

しかしですね、隠しエンディングを見てそんな気遣い要らねぇかなという気持ちになりました。こちらのうーんポイントを把握したうえで、それを補完する内容になっていると思ったからですね。なので、大手を振ってもう一度言えます。

 

シビトマギレ、サイコー!

 

 

前作(正確には前々作)死印は数年前にプレイ済みです。何周もしたわけではないのでちょっとあやふやな部分もありますけど、ゲームシステム上の違いは置いといて、死印と比較して一番変わったなと思うのは難易度の易化だと思いました。即ゲームオーバーに繋がるデッドリーチョイスはほとんどなかったし、実際プレイしていてゲームオーバーになったのは最初のシビトからの手紙を無視して直帰したのと狛犬の赤い彼岸花に漂白剤かければいいんだ!と直行して霊魂足りなくなった2回だけでした。

同行者の生存ルートを踏むのも簡単でしたね。同行者の選択によって詰むことがなかったし、最初の華子の探索で牛乳付きモップが出てきたときはこれを使うと死亡ルートに進んじゃうんだろうなと思ったけどそんなことはなく、わかりやすいヒントまで出してくれたので、1周目では誰も死なせずにクリアすることができました。

この変更は好みが分かれるところではあると思いますが、個人的にはもうちょっと難しくてもよかったかなとは思いつつ悪い改編ではないと思いますし、いくつかの点から擁護もしたいですね。

偏差値2の自分でも気づいたことですが、今作の怪異はこれまでと違って因果応報を徹底していますよね。一部を除いて、今作の怪異の犠牲者は皆怪異に殺されるだけの理由がありました。これは死印やNGなどで見られた怪異の理不尽さをそぎ落として一般的な幽霊っぽくなったなぁと思うところですが、この改変によって八敷や印人たちがずけずけと怪異に踏み込んでいっても安易に死んだりしない理由の一つになっていると思いました(まあ大門は死にかけてたけど……)。舞台が同一の学校ということもあり、ボロボロと人が死んでいくと話に無理が出るのも予想できますし、復讐対象以外そこまで殺意の高くない怪異とゲームの難易度がマッチしているなーと思いました。

あと、これはアクロバティック擁護の自覚があるのですが、ゲームを難しくしすぎて、攻略サイトを見ながらプレイされる可能性を減らしたかったのカモ!? みたいなこともちょっと思いましたね。このゲームの白眉は何といっても最後の推理にあると思うので、あそこまでの道筋をあえて簡単にすることで唐突に突きつけられる超重大な選択を自分で考えてほしかったのカナ!? とか思いました。まあこれはアクロバティックですが……。

 

本編の感想に入りますけど、話として一番面白かったし力が入っているのを感じたのは最初の花子の怪異ですね。シビト以外の二つの怪異と違って怪異の発生がとても近く設定されているのもそうですし、怪異に被害者が一番臨場感を持って関わっているのが伝わってきました。カシマとコックリおじさんが伝聞などでちょっとぼやけて入ってくる情報があったのに対して、堀越から話を聞けたり手記で華子と堀越の行き違いを確認できたりと、「生の情報感」がとても楽しかったです。だからこそちょっとね~……、堀越どうにかして助けてやれんかったんかという気持ちがどうしてもね……。や、死にスチルが抜群に良かった(多分このゲームの被害者の中では一番)からいいってことにしますか! そうしましょう。

カシマとコックリおじさんも面白かったのは間違いないんですが、ぶっちゃけもうちょっと情報欲しかったな~っていうのは感じました。特にそれを感じたのはコックリおじさんで、「情報足りないっす」ってシビトから言われて八敷も「足りないけどしょうがない」って言いながら対峙する割にはサスペンシブアクトもあっさりしていましたね。事態を正確に把握できていないまま、なんとなくこれしかねぇだろって選択肢に誘導されてクリアしたような感覚でした(これは僕がバカなだけかもしれんが)。

あと、これは最後以外共通ですけど、生存ルートに進むための「より良い供養」がちょっとわかりやすすぎるような気がしました。ゲーム的な話ではなく、分かりやすく美談というか、これも怪異がより人間らしく復讐に終始していたからこそなのかもしれませんが。死印の生存ルートを踏むためのこれでいいのかな~とドキドキしながら選択する感じが薄くなったかなとは思いました。

 

……まあそんなのはどうでもいいですね! 最終章、「虫黴様は誰なのか」の推理が滅茶苦茶楽しかったので!

僕は選択画面で持ち物の情報とPCのメモを往復しながら20~30分考えて正解を選べましたが、そのくらいの悩ましい塩梅で情報を出してもらえたのが本当に楽しかったです。先入観にとらわれず、虫黴が二人の怪異であることに注目したらもっと確信をもって選ぶことができたのでしょうが、僕は当初みちほがミスリードである可能性にビクビクしていましたし、堂領と断定するには情報が少ないことにビビっていました。ちょっとその時のメモコピペします。

 

 

最終推理


堂領姫子

・安岡は堂領と話していて気が遠くなっている

・堂領はみちほが死んだのを見た後に「みちほは先生のことが好きだった」と発言している

・堂領は最初の華子の時も生存しているし、シビトの予告で生き延びている

・みちほの遺体を確認している 消えていてもよかったかもしれない

・坂本は堂領が八敷を好きなのではないかと疑っていた


絹川みちほ

・角田のもとにMKなる人物からメールが届いている。黒川充をファーストネームから呼ぶとMKで、絹川みちほもMKである ついでに虫黴もMK この時は二人とも生存

・8月まではカエルが好きな少女だったのに、時計塔で人形を見てからは虫が好きになっている →虫と黴に食べられたシビトと符合しない? いや、人形少女が二人の残留思念なら二人が助けてくれたとも取れる

・みちほは生前「堂領が先生に気があるのではないか」と発言している

・生活感のない部屋

・柏木愛のことを知っていた

・人形少女のことを疑っていた

・4章でのセイトカイの予告から生き延びていた

・鹿島に取りつかれたのに生きていた

・コロシテと言っていた

・怪異の情報を出してくれたのはこの子

・二人に対しては秘密(見えたビジョンまで)を話している


ゴスロリ赤少女

・みちほから正体はシビトなのではないかと疑われていた

・「私たちはあの日 虫黴に食われた」と発言している 2人いる?
 →私たち、が、みちほと堂領二人を指している可能性がある

・怪異に対するヒントをくれていたのはおそらくこの子

・「かわずは虫けらをはらう」とアドバイスをくれた →虫に詳しい みちほの可能性がある

・シビトが姿を変えたときにこっちも修復している

 


シビト(虫黴)

・何かを食べたことで力を増したと言われている

候補 堂領 坂本(第二候補) 真下 人形少女(本命)

 

 

 

いやー、今見返すと超重要な二人の痣と白髪について言及しとらんですね。

思考の流れとして、一番最初に疑ったのは堂領単体でした。なぜかというと、「みちほが八敷のことを好きだった」という情報が出てきたのがみちほが死んだ後で、しかも堂領の口から出てきた情報だったからです。

それまでは坂本が主に堂領が八敷に好意があるのではないかと疑っていたり、みちほからもそういった示唆があり、堂領が赤面するシーンもありました。それなのに、みちほが死んでからの堂領は八敷への好意というより、みちほから八敷への好意を伝えるシーンが多かったのを記憶しています。それどころじゃねえだろというのはもっともですが、堂領が虫黴だった場合、恋敵になったみちほを殺させて八敷を独り占めしようとしたと考えるのが一番腑に落ちました。みちほ単体がシビトだとあまりに露骨すぎるというのもありました。普通の話だったら絶対ミスリードですからね。

最終的に、人形少女の「私たちは虫黴に食べられた」という発言が決め手になりました。上のメモにもありますが、怪異を鎮めるためにヒントをくれていたのが人形少女だったと仮定すると、カエルのヒントをくれたのも決め手としてデカかったですね。

……という感じで、僕は最終推理を大いに楽しみました。終わり方も僕好みというか、「祈り」ってワードがね、ガン刺さりしましたね。そうだよね、八敷には「祈り」があるからみんな協力してくれるんだよね……。

 

あと、感想として外せないのは前作死印ファンに対しての手厚い、いや、手厚すぎるくらいのファンサービスですね。バンシーとつかさが全くのノータッチだったのはまあご愛嬌ですが、お前ら、印付けられたわけでもないのに死の危険がある調査を手伝ってくれすぎだろと。なんならレインコートで何人か死にかけているのにもかかわらず。

死印を通して育んだ友情と八敷に対する信頼がビンビンで良かったですね。なんたって八敷は死印初見ノーデス全員生存クリアを果たした腕っこき怪異ハンターなんですよ。そんでもって「祈り」があってともすれば怪異に連れていかれそうな危なっかしさもあると。そりゃお前、手伝うしかねえだろ! と気持ちよく命を預けてくれる印人との関係をお腹一杯堪能した後に、最後のパートナーとして選択の余地なく王道を往く真下と。もう満漢全席ですね。もし次作があっても絶対こいつらいてくれるっていう信頼感があって、死印好きとしてはここら辺は5億点でてました。

主に死印のファンからクラウドファンディングしてもらったっていうのも多少は影響があったりするんでしょうか。そこら辺はわかりませんが、「わかってんな~」って感じで嬉しくなっちゃいましたね。

 

 

 

ということで、貧弱な語彙で褒められるだけ褒めたつもりですので、ここからは個人的に残念だったところにも言及したいと思います。冒頭でも述べましたが、不満点の一番大きな点は隠しエンディングを見たことで解消されました。具体的にどこが不満でどう解消できたのか、あとはそれを踏まえた総評をしたいと思います。

 

不満点の一つ目は、不気味な歯集めがノイズになって話に入り込みにくかったことです。ゲームを有利に進めるため、なによりキャラクター情報を埋めるために是非とも全部集めたい気持ちになったのですが、怪異との対峙が近づくにつれ、残り1.2個の歯が気になってしょうがなかったですね。章が進むと取り直し出来ないので、取り逃しがないかと一度来たステージをA連打しながらグルグルするのを章ごとに繰り返していました。横スクロールで動けるようになって探索要素があったのは喜ばしいことですが、章をまたいでも後で取り直しができるような仕組みであったり、話のテンポを止めないような工夫が欲しかったなと思いました。

 

二つ目はBGMですね。どのBGMも雰囲気に合ったものだったとは思うのですが、印象に残るものがぶっちゃけ全然ありませんでした。最終盤で死印のメインテーマが流れたときにはそりゃぶち上りましたが、逆を言うとBGMでテンションが上がるような体験はそこだけだったかな……というのが正直なところです。

 

で、ここからが隠しエンディングを見て解消された不満点です。

 

一つは、死印キャラを丁重に扱ったのに対して、今作から出てきたキャラクターをぞんざいに扱っているように感じた部分があることです。堂領とみちほは魅力的なキャラクターではありましたが結果的にはシビトでしたし、なにより近衛と坂本に話のしわ寄せを全て負わせてしまっているように感じました。確かに、坂本にとって八敷は怪異という信じがたい物を追っているという名目で学校の闇をひたすら嗅ぎまわっている怪しい中年ですし、近衛からしたら「人は死んじゃったけど怪異は解決したから対応よろしくー」というどうにもならん怪異ハンターです。それぞれの立場から八敷に厳しい言葉を投げかけるのは至極当然です。しかし、ゲームは八敷視点で進みます。印人メンバーはわかってくれる一方で理解のない対応をしてくる二人に対して、あまり好印象を持つことができなかったのは間違いありません。

 

二つ目もこれに関連する不満なのですが、「結局、八敷誰一人として救えてなくね?」ということです。今回はある意味一貫して怪異の復讐譚なので、救えなかったことに対する引け目は感じにくいように作られているとは思います。大勢の人を虫黴の呪いから救ったのも事実でしょう。ですが、結果としてシビトから予告された被害者をだれ一人救えませんでした。虫黴が好き放題やって最後に救われて終わるという話ともとらえられます。これはちょっとどうなのかなーと正直思いました。だからこそ、せめて行き違いで予告の対象にされた堀越は助けるようにできなかったのかなと。他の被害者と違って頑張れば和解を導くこともできたように見えただけに、怪異は救えるけど人は救えませんでしたは怪医家としての活動に早速陰落としてねえかと思うところでした。

 

というのが、通常のエンディングを見た時の不満でした。そのため、はいドンピシャ織り込み済みですとばかりに回収される隠しエンディングは滅茶苦茶いいなと思いましたし、上手いなと思いました。

 

偏見を振りかざしてきていた坂本にも良心を感じることができましたし、土壇場で八敷を追い詰める役割を担わされた近衛も、生徒を想う純粋な気持ちと、八敷に対する感謝を示したことで再び魅力のあるキャラクターとして再着地に成功したと思います。えっそういう感じなんだ……と若干嫌い寄りになりかけた僕の気持ちを引き戻してくれました。なにより、堂領とみちほが生存したことで「八敷は腕っこき怪医家として仕事に成功した」ことになりますし、理不尽により殺された二人を生き返らせることで今作の怪異(の被害者)の一貫性が取れたのもグッドポイントです。

……とそれっぽく話しましたけど、魅力的な堂領とみちほが生きているってことが単純に嬉しかったっすね。二人の記憶が戻るところとか、たまんなかったっす。

 

 

ということで、隠しエンディングを見たうえで話の不満点が解消されて冒頭の感想です。

ただ、一つ危惧することがあって、もし続編やDLCが出たとして、通常エンディングと隠しエンディングのどちらを正史として扱うのか、というのは非常に気になるところですし、それ如何では評価が上下しそうです。

いや、わかりますよ? 死を重く扱う死印シリーズにとって、一度死んだはずのキャラクターが生き返ってしまうというのは甘い着地であることは間違いないですし、だからこそシークレットのエンディングなんだと思うんですよ。通常の祈りで終わる話も好きですしね。だけど、今作を通じて八敷は誰も救えなかったというのはあまりにも辛すぎますし、二人がこれから印人メンバーに加わって一緒に調査してくれたりしたらシンプルに嬉しいっす。いいじゃないですか、怪異の残り香を持つ少女たちが仲間に加わるって、なんか面白い話作れそうじゃないっすか。ベジータが仲間になったくらいの気楽さでね、どうか、隠しが正史で頼むよ頼むからさ……。

 

 

長々とオタク特有の早口でまくしたてましたが、シビトマギレ、すごく楽しみました!DLCが出たらもちのろんで購入しますし、次作を作ることになって再びクラウドファンディングが行われたりしたら今度こそ参加して貢献したいですね。……常時金欠ですが2万くらいまでなら!

 

 

最期になりますが、

 

 

 

頼むから隠しを正史としてくんねえかな……。お願いだから……。

 

 

 

 

感想

星の巡礼者」をpixiv版で一回、こちらはざっと読んで、改めてvipでじっくり1回読んできました。

感想を伝えるにあたって、まず言い訳をしておきたいことがあります。それは、この話に込められているものの中で僕が読み取れたのはほんの一部であって、それも自分の経験に照らし合わせた解釈が大半を占めるということです。自分なりに物語を解釈すること自体は普通のことだと思うけれど、「元SS書きであり、元モバマスデレステユーザー」という点から、当時の創作とかモバマスの思い出を勝手に引き合いに出して解釈した部分が多く、作品の感想というよりは自分語りをしてしまうシーンがあると思います。僕の思い出に基づくモバとかSSへの決めつけが、くしゃぽいさんに不快な思いをさせたり首をひねらせることもあると思いますがご容赦いただきたいです。

また、自分の不勉強で作中に出てくるものの中ではっきりわからないこともありました。
参考にしたとツイートされた作品を読んでいないため、どの部分を参考にしているのか、あるいはパロディとして入れたシーンに対して「これはなんなんだろう……?」と野暮な疑問を抱いたシーンがあるはずだということと、特に前半の設問に素で答えられないところがあったということです。

感想に入ります。

前述したように前半はわからない点が非常に多く、最初に読んだときは失礼ながら「これってモバマスでやらなくてもよかったんじゃないの?」とさえ思いました。
その見方が変わったのは、中盤Pと藍子が猫を追って夢の中の世界に入り、そこで藍子に酷い言葉を投げてしまって藍子が別の夢に移動してしまったシーン。また、その後に来る設問の掲示板(vipと解釈しました)に投稿された小説に囚われてしまった人のエッセイを読んでからです。浅学な僕にとってこの二つがこの話を自分なりに解釈する唯一の手掛かりであり、ほかにも無数にある示唆を無視してもこれに当てはめて考えるしかありませんでした。

つまり、
Pとは現在の自分自身のこと
したがって藍子は現在の自分が見るモバマスそのもの
アイコはかつてハマりにハマったモバマスの姿
黒猫は情熱
亡くなってしまったおじいさんはかつての自分
博物館は過去の記憶(これは言及があったはず)

こういった風に置き換えて読むことができる、というか自分はこうとしか読めないと思いました。
この解釈は一般的ではないと思います。なぜなら、僕の経験を勝手に当てはめたところが非常に大きいからです。

つまり、「SSが好きで自分で書いたりもしてみたけれど、どうやら自分には才能がなく、またそれを認めたうえで努力を続けるだけの根性もなく、なんとなく疎遠になって今に至る」ことと「モバマス(あるいはデレマス)はかつて大好きだったものだったが、飽きが来たり他のコンテンツに目移りする中で次第に距離ができてしまった」という自分の経験を投影させてしまったなと思っています。

そういったフィルターを通すと、この話は「かつて好きだったものに改めてもう一度正面から向き合う」話に見えると思いました。

話の中で、黒猫(情熱)は中々つかまりません。祖父の遺作(自分の書いたモバマスSS)の中でアイコと一緒にいたはずの黒猫はいつの間にか消えて、昔の写真(つまりモバマスを好きだったころ)に一瞬だけ顔を見せます。次に会えたのは博物館(自分の記憶)で、より深い夢の中へ入っていき、そこでやっとPは黒猫の声を聞くことができる。この一連の流れからラストに亡くなった祖父に言及するシーンは「元モバマスSS書き」として読むと凄く感慨深いシーンでした。

自己を客観視するなんて野暮なことはせず頭を悩ませて一心不乱にSSに向き合っていた自分はもう戻ってくることはないし、かつてと同じようにモバマスにどっぷりとつかることもできないけれど、そんな思い出を忘れたい過去のようにぞんざいに扱うことはできない。もう一度それらとちゃんと向き合いたい。……という気概を感じました。このSSを読んで一番惹かれたところはこの部分で、前半で思っていた「これはモバマスじゃなくても」という気持ちはここで吹き飛びました。これはくしゃぽいさんがモバマスで書いたからこそ意味がある話です。

まあこれはちょっと過大解釈っていうか、SSを書きながら大きな悩みを抱えていた(と僕は思っています)くしゃぽいさんと昔から交流があったからこそ出た不純な見方かもしれないけど……。

vipはもう下火という言葉は生温いくらいに過疎になっているし、モバマスはサービス終了が決まり、デレステもかつての勢いを維持できているかと言われればそんなことはないでしょう。pixivは流行の物を書くかどうかで閲覧数からいいねの数から何から何まで露骨に差が出てしまう媒体で、その中でモバマスのシリアスな長編SSというのはどれほど読んでもらえるか計算できない部分があると思います。

……でもやるんだよ! モバマスが好きだから、SSが好きだから、かつて憧れたSSみたいに全力で向き合って書くんだ! 

という気持ちを、半ばこじつけながらも僕は感じました。この点が本当に素晴らしかったです。

(閲覧数とかモバマスの流行の話は私の主観であり、また失礼なことを言っている自覚があるのでこの点で不快に思われましたら全力で謝罪いたします。本当に申し訳ございません)

最後に、これは余計な話ですが、僕は猫ちゃんばっかり見てたので仮タイトル「猫を巡る冒険」もいいなーなんて思いました。

お世辞抜きにこの話を読めて良かったなと思っています。本当にお疲れさまでした。