最近、将棋にハマっている。
「オイオイ、藤井聡太ブームボーイかよ」と鼻白む人がいるかもしれないが、そんなに間違いではない。正確には、指す方はさっぱりな上に詳しいかと聞かれると自信がないので、ブームボーイと大差ないのだ。
そんな僕だが、将棋を好きだとは言える。将棋を見ているとなんか楽しいし、なんか魅力を感じるのである。
最近のブームに伴って、将棋のことを紹介している記事なんかたくさんあるだろう。それらを書いてる人よりも知識はないし、文章力もない。
ということで、僕が将棋にハマったきっかけとか個人的に面白いと思った記事なんかを紹介しようと思う。そういう記事は将棋をわからない人にもわかりやすく楽しく書かれているので、僕の文章なんかすっ飛ばして記事だけでも読んで欲しいかなと思う。
(個人的な意見が含まれる可能性があります。にわかなので許してください)
電王戦
僕が将棋を知ったのは小学生の時で、中学に上がってからは特に将棋に興味を示すこともなくなった。再びハマるようになったきっかけが電王戦である。
電王戦とはなんぞや。一言でいえばコンピューター対人間でドンパチやったというわけだ。
ニュースなどで知っている人もいるかもしれないが、今では人間よりもコンピューター(AI)が強いとされている。でも、ほんの10年前まではプロ棋士の方が強いとされていた。
ところが2012年、引退した棋士である米長邦雄がボンクラーズというソフトに負けてしまう。じゃあ、現役の棋士とはどうなのか? 棋士対コンピューターの5対5の団体戦をしようじゃないか。ざっくりかいつまんで言うとこんな感じの経緯で2013年から複数回行われたのが電王戦である。
ちなみに、これがその時のPVとなっている。雰囲気だけでも……。
結果や経緯など、詳しくはこれらの記事を読んで欲しい。個人的にとても面白いと思った第二回(第一回は米長)電王戦の記事となっている。
こっちは興味があれば……。
長すぎるので割愛するが、関連記事から全対局の様子が詳しく書かれている。
コンピューターの手の善悪が判るほど強くないし、単に結果だけを指してどうこうというわけではない。
僕が惹かれたのは、プロ棋士がコンピューターに対してどう戦ったのか、どんな様子だったのか。という、記事にあるような人間的な部分だったりする。
プロが、コンピューターの力を認めていかざるを得ないような過程は、妙な言い方だがなかなか見られるものではない。
そういう中でのプロ棋士の思いであったりというのを記事で読んで、ああこりゃあ面白いなと思ったのがなんとなく僕が将棋に再び興味を示したきっかけとなっている。
四方山話
プロ棋士の将棋とかわけわからんし、とか思っていた僕は電王戦を通じて当然のことに気が付いた。
プロ棋士といっても人間なんだな、ということだ(あたりまえ体操)。
その人その人で性格も違うし、エピソードがある。もう一歩のところでとんでもない手を指して逆転負けしたりするし、負けたとき「悔しい」と言いながら二階から小便しようとしたりする。
僕がドハマりしたのは主にそのドラマの部分なのだった。
https://ja.wikipedia.org/?curid=1874667
例えばこのWikiの記事を見て欲しい。
盤外戦(ばんがいせん)とは、ボードゲームにおいて、盤上の勝負とは別に、対局前や対局中に行われる心理戦のことを指す。
とボードゲーム全般と書いてあるが、記事の殆どが将棋に関してのことじゃないか(呆れ)。なんだこれは、たまげたなぁ……。
今はテレビでよく知られることになった加藤一二三先生もこと勝負に関してはマジキチなんだぜという感じだ(私生活もあれだが)。
それに、
後に将棋漫画などで頻繁に取り上げられることになるネタのようなこともしていたりする。何やってんだこいつら……。
ニコニコ動画の将棋タグだとこういったネタのような動画も多い。個人的に好きなのを紹介しよう。
いいゾ~これ。
その他にも、将棋の厳しい一面にももちろんドラマがある。
奨励会というプロになるための養成機関があるのだが、それを抜けてプロになれるはほんの一握りだ。
どの世界でも言えるだろうが、そういうのを見ていると結構クる。プロになるなれないでのエピソードは色々あるが、
これらの記事とか動画を見たらわかってもらえるかと思う。また、プロになれなかった方でも将棋をあきらめきれず、様々なアプローチで将棋に関わっていたりする。ユーチューバーになったり、指導棋士になったり。その一部は、編入試験という奨励会よりも更に狭き門を目指して日々将棋を指していたりする。この本などでもそのことが書かれていたりする。
あと一歩でプロになれない。煙草と酒を覚え、同期は辞めざるをえなかったり、ずっと年下の子がプロになっていく……。
読み物として将棋を知らなくても面白いと思うので、気になった人はアマゾンしよう。
また、ユニークなネーミングが付けられることが多いのも将棋の特徴だと言えるだろう。
戦法、囲いなどがクッソ多い将棋は、時に使用者の名前が付けられることがある。
藤井システム、米長玉、丸山ワクチン、塚田スペシャル、中田功XPなどなど……。
ネット上のあだ名とかではなく、ちゃんとこういった戦法が存在している。人情味で溢れているのだ。
また、棋士にあだ名が付けられることもあり、これらも実にユニークだ。
このブログに詳しくまとめられているが、最近だと永瀬拓矢七段がTwitterなどで「将棋サイコパス」と呼ばれてるのが面白かった(こなみ)。
まあこの項で何が言いたいかというと、僕がそうであったように、対局以外のこういった面から将棋に親しんでいくととっつきやすいのではないかっちゅうこっちゃな(ぶつ切り)!
面白かった記事・本
最後に、個人的に面白いと思った将棋に関する記事や作品を紹介させていただいて終わりにしたいと思う。
この記事を読むのが何人かはわからないけど、将棋は見るだけでも楽しいよっていうのと米長邦雄をすこってくれたら幸いである。
米長邦雄の記事は別途で書く(書くとは言ってない)。
たろちんis God
VIPPERな俺 : 将棋棋士・米長邦雄の発言で打線組んだwwww
将棋スレ系
将棋漫画でイチオシです。マンガワンというアプリで無料で読めるから、読もう!
他にもいろいろあるが、疲れちゃったのでこれくらいにする。
興味持ったら色々調べるか誰かに聞いてくれ。面白いから!
~打ち切り~