バイトの話(果実)(大嘘)

詳しくはめんどいので省略しますが、バイト先の上司が退職することになって、先日、最後の共同作業(お仕事)をしてきました。

 

2年と半年、バイトに入るときには大抵顔を合わせていたので、次バイトに行った時に初めて実感することになるんだと思います。

 

終わり良ければなんちゃらという言葉がありますが、大体間違ってないなと思いました。というのも、バイトを始めたての頃、バイト辞めてえなぁと思った原因の大体がその上司にあったからです。

 

細かなミスをしたり、ちょっとしたことで怒られた記憶があります。もちろん原因は僕にあるんですが、長らく僕を悩ませる自己嫌悪のトリガーとしてそれは決定的だったし、社会人から見た僕がどれほど使えない人間であるか、という象徴を上司から感じていた部分があったと思います。

 

最終日、「今まで本当にご迷惑をおかけしました。僕のシフトの時大変だったでしょう?」と意を決して聞いてみました。この日が来たら絶対に聞いてやろうと思っていました。

 

「ちょっと大変だと思ってたよ」と上司は笑いました。「最初の頃はね。でも、慣れてから君は安心して見てられたから」

 

今まで怖くて聞けなかった話です。それに、本当のところはどう思われてたのかはわかりません。でも、最後にこういった話をできて良かったと思いました。

 

まあ、この話はこれだけで、それ以上もそれ以下もないんですけど、なんだか感慨深いなと思ってしたためてみました。

 

 

 

なんか果実っぽいなと思いました。